世の中便利になったと痛感します。どんな情報でもスマホが教えてくれるし、海外と言わず顔見ながらおしゃべりができます。しかも無料。モノも安くなっています。人件費の安い国で大量生産をしているからです。こんな文明の進化はどこまで続くのでしょうか。私には想像がつきません。
さて、便利になりすぎておろそかになりがちなものがあります。それは教育です。英語教育もその一つです。一昔はネイティブの方と話す機会なんか珍しいものでした。でも今は街角でも電車の中でもインターネット上でも話す機会はいやというほどあふれています。そのため、その希少性は全くというほどなくなりました。結果として英語はやろうと思えばいつでも習得できる、と思われているかもしれません。要するに環境が良すぎて、怠慢に負けてしまったのです。海外へ留学しても英語が話せないという笑えない話を度々聞くのですから。
ちょっとした不便。それを克服する過程の中で成長というものが産まれるものです。いつでも出来るのではなく、今この瞬間を大事にしたいとつくづく思います。